後半では、採用活動で得られた成果や、その変化についてお伺いします。フロム・エージャパン（以下FAJ）と、どのような成果を生み出せたのか。これからの採用活動の展望とは？

新卒採用で、早期の母集団形成

――FAJがパートナーとなり、新卒採用はどう変わりましたか？

Yさん
2021年当時は手作り感のある新卒採用をしていて、採用活動の開始時期が遅く、お会いする学生さんの熱量も、それほど高くない状態でした。
まず手納さんと一緒に取り組んだのは、採用活動の全体の流れを変えること。インターンシップもスタートさせ、前倒しの採用活動で、感度の高い学生さんと会えるように変化しました。

――HPなどもFAJで作成いただきましたが、反応は？

Yさん
サイトトップに動きのあるアニメーションを使用し、学生さんを惹きつける仕様にできたなと感じます。
その後の運営も社内でカスタマイズできるよう要望していたので、更新もできるように。利便性も高まりました。

――最近の採用活動においてはいかがでしょう？

Kdさん
25卒採用ではリクナビなどの新卒採用メディアを使っていましたが、応募を待つ受け身の状態。母集団形成が十分でないことが課題でした。
そこに手納さんが提案してくれたのが〝オファーボックス”というサービスです。『良いな』と思える学生さんに対して、こちらから積極的にアプローチできるサービスを提案していただきました。その結果、攻めの新卒採用で早い段階から母集団を形成できるようになりました。
接点を持てる学生さんの数が増え、さらに求める人材に対し、的確にアプローチできるようになったことは、大きな成果だと感じています。

社長交代と、これからの採用

――2023年に社長交代がありましたが、何か採用方針に変化はありましたか？

Tさん
代表となった藤原が掲げるのは『人的資本経営』。人材をコストではなく資本ととらえ、従業員の意欲を高め成長を促すことで、会社が持続的かつ中長期的に成長できるようにという考え方です。
特に次世代を担う人材の採用が重要と考え、より新卒採用に力を入れる方針となりました。自ら考え、成長し、将来会社の中核を担う人材を採用しなければ、組織が衰退してしまうからです。

――新卒採用が重要になったとのことですが、キャリア採用についてはどのようにお考えですか？

Tさん
キャリア採用では、数年前までは採用人数の確保を優先していましたが、現在は必要な人員が揃い、より専門性を重視した採用へとシフトしています。
FAJさんには、より効果的なアイディアや具体的な施策、新しいサービスのご提案をお願いしたいと考えています。

Yさん
新卒採用でも、今後は学生の内面に注目した採用へと移行していく必要性を感じています。最近では、ポーカーゲームを活用したユニークなインターンシップも話題になっていますよね。遊びの中で、学生の分析力や意思決定力、プレッシャー耐性といった資質を観察しながら、企業と学生のマッチングを進める手法が面白いなって。こういった新たな提案も、今後さらに増えていくことを期待しています。

Tさん
当社の持続的な組織成長を見据えながら、二人三脚で採用活動をサポートいただければと思います。

――本日はどうもありがとうございました。

営業担当

新卒チーム