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「急きょ新卒採用担当になったなら」まずはインターンシップをやるべき3つの理由

結論から先に言ってしまうと、新卒採用にはインターンシップが「必須」です。なぜそう言い切れるのか?今回の記事では、その答えをわかりやすく解説します。

やるべき理由01:24年卒の実態

いきなりの質問で恐縮ですが、御社の新卒新入社員の中に、自社(ないしは同業他社)が開催したインターンシップ・1day 仕事体験の参加経験者はいるでしょうか?

新入社員の中にインターンシップ参加者がいた企業では、平均35%がインターンシップ参加者だったとのこと。つまり新入社員10人のうち、3名ないしは4名がインターンシップ参加経験者だったことになります。

さらに深堀ってみると、従業員規模5000人以上の企業では36.8%300人未満の企業では、44.0%という数字が出ています。企業規模が大きくない方がむしろ新入社員におけるインターンシップ参加経験者が占める割合が高い傾向があることになります。

採用数に占めるインターンシップ等参加者の割合 ※『就職白書2024』就職みらい研究所

やるべき理由02:学生の企業理解を促す

インターンシップ・1day 仕事体験に参加経験のある学生に対する調査でも、「採用選考とまったく関係なかった」と答えたのは16.2%にとどまり、
それ以外の学生は、採用選考との関係を何らかの形で認識していました。

企業側の実施目的を見ても――

1位:仕事を通じて、学生に自社を含め、
   業界・仕事の理解を促進させる(87.2%)
2位:入社意欲の高い学生を絞り込む(52.1%)
3位:採用を意識し、学生のスキルを見極める(39.5%)
5位:入社後の活躍や定着を促進する(35.0%)

※『就職白書2024』就職みらい研究所

など、採用を意識した実施目的が上位を占めています。(複数回答)

第1位は「仕事を通じて、学生に自社を含め、業界・仕事の理解を促進させる」87.2%と断トツでした。これは、どの企業にも共通するインターンシップに対する基本的な意識、と言えそうです。

学生が業界・企業・仕事を深く理解することは、志望度の向上や入社後の定着につながります。その意味でも、インターンシップは重要な役割を果たしています。

やるべき理由03:学生参加率は増加傾向

インターンシップ・1day 仕事体験への学生の参加率は74.2%。前年度の75.0%をやや下回ったものの、コロナ禍の期間を除けば、依然として増加傾向にあると言えます。

また、インターンシップに参加した企業(ないしは同業種)に入社予定の学生は71.3%となっています。そもそも興味のない業界のインターンシップに参加はしないのでは? とも言えますが、7割以上の学生がインターンシップで経験した業界に進むのですから、そこにはひとつの流れがある、と言えそうです。

インターンシップ・1day 仕事体験のハイシーズンは、大学3年の夏!

学生たちはいつ、インターンシップ・1day 仕事体験に参加するのかというと、学生1人あたりの平均参加社数7.30社となっているだけに、夏休みがピークになるのは、理の当然かもしれません。

24年卒学生向けにインターンシップ・1day 仕事体験をおこなった企業のうち、67.3%2022年8月に、46.4%同9月に開催しています。

ですので、インターンシップ・1day 仕事体験をやると決めているのでしたら、27年卒の学生たちをターゲットに、今度の夏に向けて今すぐでも動き出していただきたいと思います。

ウカウカしていると、夏なんて、すぐに来てしまいますから。

さて次の記事ではインターンシップ・1day 仕事体験での「オススメのコンテンツ内容」をご紹介していきます!


参考資料
◆『就職白書2024』就職みらい研究所
◆「就職みらい研究所 Press Release 『就職白書2024』2024年卒の就職・採用活動の振り返りと、2025年卒の採用見通しを調査」2024年2月 株式会社リクルート

コンテンツはともかく、いったん「新卒採用業務を整理したい」「何からはじめればいいのか相談したい」という採用担当者様は、ぜひ私たちフロム・エージャパンの新卒採用チームにお声がけください!