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採用のバックグラウンドを見つめる。

みなさん、こんにちは。
フロム・エージャパンの遠藤です。

突然ですが、もしあなたが求人広告の営業Jだったら、
採用担当者にこんなケースが起きた時、どうしますか?


ある日、A社の採用担当者B様からTELがきて、
こんな依頼を受けました。

B様:「現在掲載中のIndeedに、追加で100万円分載せようと思うので見積書ください」

するとあなたは、こう答えます。

J :「分かりました!スグに手配します!」

その後あなたは、見積書を即日に作成して、B様に送付しました。

B様:「見積書の内容で問題ないので、申込みします。進めてください。」

J :「承知しました!最速ですと来週の月曜日から準備可能なので、
   月曜日からスタートで作成進めますね!」

B様:「よろしくお願いします」


…皆さんは、このやり取りに何か違和感を感じませんか?

実は営業担当のJさんは、ある重要なことを聞き忘れているのです。

その重要なこととは、
「なぜ、100万円もの採用予算を追加したのか」ということ。
つまり、ご依頼いただいた背景が分からないまま依頼を受けてしまったのです。

それのいったいどこが問題なのか。
まず、このご依頼には大きく3つの疑問があります。

・なぜ100万円なのか
・追加した方が良いと判断したポイントはなにか
・予算は増えたのか、捻出したのか、赤字なのか

金額の指定がある場合には、必ず理由があります。
100万円である理由です。

欠員に対して採用単価からの逆算で100万円、かもしれませんし。
上限の利用可能な広告予算を全て追加した100万円、かもしれません。

理由を聞くことの意味は、
本当に意味のある100万円かを特定することです

もし、50万円で獲得できるかもしれないのに100万円で掲載したら、
もったいないし、無駄な経費になってしまいます。

次に、どんな判断なのか。

上司に言われたのか、
目標に足りないと感じて追加の意向を役員会で承認を得たのか、
はたまた予算が余ったから余剰予算を作らないために依頼したのか。

背景は様々ありますが、決めたポイントは必ずあります


採用担当者は、採用以外にもたくさんの業務を抱えており、
採用に集中したいけど時間がない、という場合も多いです。

私は日々採用のプロとして
欠員数、採用期限、検討できる予算の範囲などを聞いたうえで、
ご提案を行い、一緒に考える脳になることを目指しています。

お客様と同じ立場になって、多角的に採用活動を考える。
そのために背景を知ることは必要不可欠です。

これからも、この心がけを忘れずにお客様と対峙したいと考えています。


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