現代の求職者が重視する、“給与”よりも大切な条件とは…?
みなさま、こんにちは。
株式会社フロム・エージャパン白田です。
最低賃金改訂により全国の平均時給が1000円を超え、
「給与」の見直しを検討する企業が多く見受けられます。
それに関連して今回は、求職者に対する調査をもとに
【採用条件】の改善事例をご紹介したいと思います。
参考にしたのは『求職者の動向・意識調査2023』
(株式会社リクルート/ジョブズリサーチセンターの報告書)です。
上の表をご覧ください。
意外なことに「給与」は10番目にランクイン。
1位は勤務日数、2位は勤務時間帯、3位は勤務地と続いています。
もちろん給与が高いに越したことはないですが、
現代においては求職者が
「いかにタイムパフォーマンス良く働けるか」
「自分の時間を効率的に使えるか」を重視する傾向にある
ということがデータを見ると分かります。
◆1位:勤務日数
“働き方が選べる”求人が人気傾向のため、
【週1日~週5日(平日のみ・土日のみOK)】の記載がお勧めです。
面接で求職者の希望シフトを伺い、
すり合わせ(動機形成)をすることで採用成功の可能性が高まります。
週1日~の記載が難しい場合は
【週1日勤務スタート相談可(2ヶ月目以降は週2日~週5日)】
という記載も効果的ですよ。
ちなみに、3日~5日という勤務日数が条件として
よく探されているようです。
◆2位:勤務時間帯 4位:勤務時間数
求職者が働きたいと思っても、
希望シフトの記載がないと応募者の優先順位が下がります。
現在募集している時間以外の時間例を記載したり、
【1日4時間の時短勤務も相談OK】と記載し、
面接で相談も可能であることをきさいすると
採用成功の可能性が高まります。
◆7位:勤務期間
タイミー、シェアフルなどの普及で
“スポットバイト”の考えが浸透し、仕事探しにおいての
「働き始めやすさ」を重視する求職者が増えてきています。
長く働いてくれるスタッフを採用したい!と思っているのに
なかなかうまくいかない…とお悩みの企業さまにも
【3ヶ月のお試し短期スタート可/長期歓迎】の記載はお勧めです。
(あくまで、長期勤務を歓迎する募集として、
短期スタートという表現を入れています。)
短期スタートが相談出来ることで
「働き始めやすさ」を理由に求職者が応募しやすくなりますし、
すぐに離職せず、まず3ヶ月は働いてもらえるというメリットもあります。
また就業によって、先ほどのランキングの6位にもなっていた
「職場の雰囲気を知れる」きっかけにもなるので、
【お試し短期でまずは職場の雰囲気や仕事内容を体感していただきます】
【面接はあなたの希望シフトを伺い調整する時間にしています】
など求職者に寄り添うことも大切です。
いかがでしたでしょうか?
求職者目線を大切に!と言われるとなかなか難しいかもしれません。
ですが実際の調査をもとに考えてみると、
想像しやすいのではないでしょうか。
今後の求人広告作成のヒントになればうれしいです。
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