【リクマケlabo vol.5】KSF~成功の鍵を見つけよう~
リクマケ第5回の今回は、
「KSF」についてご紹介していこうと思います。
◆KSFとは
KSFは「Key Success Factor」(キーサクセスファクター)の略で
その業界において事業を成功させる為に
抑えておくべき最重要の必要条件を指します。
つまり、「成功するための鍵」です。
これまでの【リクマケlabo】でも様々な
マーケティングのフレームを解説してきましたが、
実はそれらを有効活用するためにも、
このKSFを抑えられているかどうか、が非常に重要なのです。
◆KSFを抑えていないと…
例えば、あなたにはAさんという
気になる人がいるとします。
その人にアプローチしようと、
「自分は韓国旅行が好きだから韓国の話をして仲良くなろう!」
とすると、結果はどうなるでしょうか?
韓国が好きな人だったらハマるかもしれませんが、
そうではない人からしたら「え…」となって終わりです。
大切な事は、「前提を抑えているかどうか」です。
成功するために最低限押さえておかなければ、
闘いにもならないポイントが、KSFなのです。
◆KSFの具体的な例を一言で ※主観込み
身近な業界だと、以下のような例が挙げられます。
・カラオケ業界
学生やサラリーマンが多くいる場所で低価格帯でサービス提供を行う。
・スーパー業界
主婦層が多くいる立地で多くの品数を網羅したサービス提供を行う。
・携帯業界
10~40代層に付帯の特典を充実させてサービス提供を行う。
要素は様々あると思いますが、削ぎ落して一言にしています。
あなたの業界だと、どんな成功のカギ、前提があるでしょうか。
◆KSFを見いだせると、チャンスが増える
その業界において成功するためには、
これらのKSFを完璧に踏襲しなければならないか?
というと答えは、バツです。
何故なら、その先人は既にいるからです。
同じことをやっても爆発的な利益にはならない、ということです。
例えば、先ほどの業界で参入を考える場合には、
こんな考え方もありかもしれません。
・カラオケ業界
学生やサラリーマンが多くいる場所で低価格帯でサービス提供を行う。
→例)主婦をターゲットにして、価格帯を若干高めに取るものの、
アフタヌーンティーや贅沢なスイーツが楽しめる業態を展開する
・スーパー業界
主婦層が多くいる立地で多くの品数を網羅したサービス提供を行う。
→例)冷凍食品のみに絞った品揃えを行い、
共働き世代の憩いの場を作る業態を展開する
・携帯業界
10~40代層に付帯の特典を充実させてサービス提供を行う。
→例)シニア層をターゲットとして、ゴルフコンペの開催や
麻雀大会の主催などコミュニティを作る目的感を付帯した
デバイスとして売り出す
ポイントは、KSFをしっかりと理解したうえで、
自分たちは何を売りとするかを考えていくことです。
◆KSF×採用
では、採用においてのKSFを特定する場合には、
どんな事を考える必要があるのでしょうか。
カラオケ業界を例に考えていきましょう。
・カラオケ業界の採用KSF
例)働きやすさや楽しい職場感をアピールして若手中心に人材を募集していく
カラオケ店のアルバイトは学生が多くいるイメージがあります。
その前提を考えると、求人を掲載するメディアは
バイトルなど学生向けメディアや
全年齢層網羅のIndeedやタウンワークが必須となります。
これは、いわゆるセオリーですが、
もし「落ち着いた接客を行うカラオケ店」が背景ならば、
中価格帯以上のカラオケ店の訴求は違ったターゲットへ訴求ができます。
KSF、セオリーは何かを抑えたうえで、
自社ではどんな出し方を行うのかを考えることが重要です。
◆まとめ:
基本を押さえて打ち手を打っていくことが重要です。
今現在の採用を進めていく中で、疑問が生まれることもあります。
「あれ、今の自分たちって、いい方向に進んでいるんだっけ?」
「合っているんだっけ?」
自分たちの採用活動を見直したい、
そんなご相談もお待ちしています。
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