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100人の採用担当者へ講演会を行った話。~現場の採用担当者は困っている~

みなさんこんにちは。
フロム・エージャパンの遠藤です。

先日、いつもご懇意にしてくださっているご担当者様からご依頼頂き、
全国展開されている企業様の採用担当者約100名の前で、
「原稿作成のポイント」というタイトルで講演会を実施しました。

100名近い方々の前でお話しをさせていただくという
非常に貴重な機会を頂いたと個人的には思っていますが、
その中で私が感じたことを3つご紹介します。

 ①採用マーケットは変わっても現場はなかなか変わりにくい
 ②採用するために何をすれば良いのか具体的な行動が分かりにくい
 ③結局、現場は困っている

①採用マーケットは変わっても現場はなかなか変わりにくい

出典:HRog

リクルートの創業者、江副浩正氏が
「求人誌」という概念で日本の採用市場を隆起させたことを皮切りに、
アルバイト情報誌、ガテン、フロム・エーなど
様々な求人誌が誕生し、採用活動が活発化していきました。

現在、ネットの普及、コモディティ化に伴い、
その流れは加速しています。

タウンワークでもその流入は約9割以上がネットという求職者の圧倒的ネット利用。
ネットの求人広告は乱立し、さらに業界特化の専門求人も登場しており、
どう情報収集すればいいのか、分からないですよね。

しかし、その情報を仕入れているのは、媒体社とコミュニケーションを取っている本社や、支店の方々が多かったりします。
現場で日々面接等を対応している方々はどうでしょう?

実際、とある企業様の求人広告予算の使い道は、
予算の約4割がチラシ等を使った募集方法を利用されていました。
理由を聞くと、「現場からのご意向」と仰います。

つまり、現場は未だに紙媒体での募集が最強
と思っているかもしれない、ということなんです。


②採用するために何をすれば良いのか具体的な行動が分かりにくい

「求人広告の内容って、トレンドがあるの?」
という質問を頂いたことがあります。

結論、あります

求人媒体に流行りがあるように、原稿の内容(文章や単語)にも
求職者に見つけてもらいやすくなる文言はあります。

例えば、「コンビニ」の求人を探している求職者の場合。
最近では一緒に「一般事務」「アミューズメント販売」という文言が入力されることがあります。
これは、異業種から未経験で仕事探しをしている層が、
立ち仕事や商品の仕入れ・陳列、売り上げの管理など業務の共通点をキーワードにしているからです。
実際に求職者がどんな思考性で仕事探しをしているかが分かります。

「求人原稿は1回作ったら終わり」

そうではありません。
今何が流行っているのか?という観点で、
常に求職者に選ばれる求人広告を作ることが非常に大切です。


③結局、現場は困っている

講演会を行って一番印象的だったことは、
約100名の採用担当者の内ほとんどの方が
メモを取りながら真剣に私の話を聞いてくださっていたことです。

本社から言われたからしぶしぶ集まった雰囲気は一切なく、
「どうしたら採用が増えるか」といった観点で興味深くお話を
聞いてくださっていたことをよく覚えています。

現場の方は困っている。それは、事実だと思いました。

なぜならば、現場の方はご自身の肌身で
人手が足りなくて困っている現状を体感しているからです。

人手が足りない現場で働いているからこそ危機感や「自分が何とかしなければ」という想いも強いです。

現場の方々ができる事はまだあるかもしれません。
今回のように講演会など現場の方々への情報発信を行う場を積極的に作っていくこともその一つではないでしょうか。

「現場は困っている」私自身もこの言葉を肝に銘じて、
皆様のご支援を行っていきたいと考えております。


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