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【リクマケlabo vol.3】PEST分析~採用と外部環境は意識すべき議題か?~

リクマケ第3回の今回は、
「PEST分析」についてご紹介していこうと思います。


◆PEST分析とは

PESTとは下記の頭文字をとったフレームワークです。
 
●Politics(政治):
法律、政治、関連団体の動向、公正競争 等

●Economy(経済):
景気、価格変動、為替、金利 等

●Society(社会):
宗教、価値観、倫理観、社会規範、教育、ライフスタイル 等

●Technology(技術):
技術革新、特許、生産技術、代替技術 等
 

これら4つの要素から、企業に影響を与える可能性のある
機会(chance)や脅威(Threat)を特定し、
自社商品の開発及び撤退や全社戦略の意思決定などに活用していきます。
 

つまり、
自分たちのやろうとしていることに対して
外的要因がどこまで好影響・悪影響を与えるかを認知して、
自分たちの行動指針を決めるための分析
と言えます。
 
※こちらも3C分析同様、外部要因分析を行なう際に
利用するフレームの1つです。
 

◆PEST分析×採用

具体的な場面に落とすと、例えば以下のような状況が考えられます。
 
●Politics(政治):働き方改革関連法の施行 等
●Economy(経済):グローバル化、経済成長の変化、外国人の増加 等
●Society(社会):労働人口の減少、少子高齢化の加速、出生率の低下 等
●Technology(技術):AIやロボット等の技術革新による省人化 等
 

上記観点を、1つの業界に当はめて考えてみましょう。
 
●Politics(政治):働き方改革関連法の施行
●Society(社会):労働人口の減少、少子高齢化の加速
┗ 事例 → 物流業界
働き方改革関連法とは、長時間労働の是正や
多様な働き方の実現等を目的とした法律です。 
この法律の施行により、2024年4月から
時間外労働の上限規制が強化されます。
 
この時、いわゆる「2024年問題」というキーワードで
ニュースに上がるのが、物流業界。
ドライバーの長時間労働に対する是正です。
 
長時間労働を前提としていたドライバーは
勤務時間が短くなり、稼ぐことができなくなる。
それに伴い、企業側は人員が足りなくなる、
といった現象が発生します。
 
更に稼げないことでドライバー不満が溜まり、
離職が発生する可能性も非常に高いです。
 
多くの物流関連企業が、協働配送や事業委託、M&Aなど
各種対策を打っていますが、抜本的な改革にはなっていません。
 
また、そういった状況は
企業の売上(トップライン)にも悪影響を与える可能性もあり
業績自体が厳しくなります。

そうなった場合、
固定費として発生する採用予算(人件費)を上げることは
なかなか考えられない現状です。
 
そのため、
据え置きの採用予算の中で人員をとらなければいけない
という課題が人事、及び採用担当者に課されることが
多いのではないでしょうか。
 
かつ、人口、及び労働人口は減る一方。
外的要因が企業に与えるダメージは深刻であることがわかります。

出典:リクルートワークス研究所(https://www.works-i.com/research/works-report/item/forecast2040.pdf)


◆外的要因が劣勢の中でもできることを考える

一例として物流業界を見てきましたが、
ほんの氷山の一角。
まだまだ厳しい状態の企業様や業界はあると思います。
 
しかし環境が厳しい時こそ、
自分自身を振り返り、改善することで
他を一歩リードするチャンスがつかめるかもしれません。
 
・現在の採用手法は、本当に適正な手法に差配できていますか?
・予算無駄に使っている支店を見逃していませんか?
・応募は来ているけど採用ができていないことはないですか?
・離職していませんか?離職の理由を聞けていますか?
 
考えるべきことは、多様にあると思います。
 
フロム・エージャパンでは、IndeedPLUS等の採用メディア以外にも
WEB広告、ホームページ、動画作成といった集客ツール、
RPAやコールセンターの導入などの代行技術でのソリューション提案など
一緒に「できること」をお探しします。
 
実際に直近でも、日本全国に支店のある企業様へ、
隔週での定例会と本社への報告会の実施をすることで、
年間の採用効率改善ができるという建て付けのご支援に
非常にお喜び頂いたことがあります。
 
もし少しでも「実は…」というお悩みがあれば
お問い合わせください。
 
次回は、ファイブフォース(5つの力)分析を
一緒に見ていきましょう。お楽しみに!


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