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採用活動の可視化と私。

全国に複数の店舗を出店されている企業様の採用活動を
初めてお手伝いしたとき、
“採用活動の可視化”の重要性を実感しました。

当時は本部の人事担当者様と一緒に
いかに全国の採用活動を“効率化”させられるか、を
ずっと考えてきました。

例えば…
予算:昨年度から10%抑えて
採用人数:昨年度より10%増やして
業務工数:
店長が店舗運営に専念できるように、現場の負担を削減し、
かつ本部も人数は限られているため最小限の工数で…

上記のように、
非常にやりがいのある目標をいくつも共有していただく度、
最初に行ったことはとにかく「採用活動の可視化」

かかっている費用、応募獲得経由の特定、
応募単価・採用単価・選考の歩留り
応募からのリードタイム、適性人数と欠員数、
採用条件、採用BP、不採用理由…etc

「当たり前じゃん」と思われるかもしれませんが
店舗毎に決裁権をもって採用活動を行っている
企業様においては、本部が上記の情報を
把握するだけでも大変なパワーがかかります。

さらにATS(採用管理システム)を導入していたとしても、
費用や欠員のデータは別途集約が必要であったり、
応募後のステータス更新を店舗様に徹底して頂かないと
正しいデータが集計できなかったり。

「採用活動を可視化」できる状態にするまでには
本部の人事担当者様も、営業サイドとの交渉が説得、
説明が必要だったりします。

そんな骨が折れるような最初のデータベースの構築作業を
乗り越えると、ようやくその企業の採用活動の実態が
みえてきます。

データベースさえ整えば、
店舗ごと、媒体ごと、職種ごと、時間ごと、属性ごと…
採用活動における“健康診断”が可能に。
改善点ところが見つかれば、打ち手を打ちます。

・メディアのポートフォリオを見直し、コスト改善
・面接設定率を高めるためのチャットボット導入
・店長様への採用市場&求職者動向の勉強会など…etc

こんな風に、10年くらい前までは可視化をすると
“いかに効率的に応募を集めるか“がメインに議論されていました。
だからメディアと交渉してボリュームディスカウントをしたり、
採用難易度に応じた媒体差配をしたり…
そんな打ち手が主流でした。

ですが、「Indeed PLUS」が登場したことで最近では、
求職者のニーズ(働きたい希望)と店舗のニーズ(不足シフト)が
“ピッタリと合ったマッチングを作ること”がメインに。

そのためにはターゲットとなる求職者を細かく設定し、
求人広告内に記載することが必要です。つまり、
可視化による店舗ニーズの洗い出しがより一層重要になってきた
ということです。

<これまで>
企 業:週1日/10~20時の間で4時間以上~働ける人
求職者:火曜日の10~14時(4時間)で働きたい
→たくさんの応募を集めたい

<これから>
企 業:土曜日/16~20時(4時間)働ける人
求職者A:火曜日の10~14時(4時間)で働きたい
→ミスマッチ
求職者B:土曜日の16~20時(4時間)で働きたい
→この人にだけ応募してもらいたい

人の手を必要とする企業様と、
効率的に・楽しく働きたい求職者の
出会いを実現するためにも、
また新たな「可視化」にチャレンジしていきたいと思います。


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