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今さら聞けない!Indeed~振り返り編~【2024年2月/ウェビナーレポート】

2024年2月回のウェビナーレポート、お題は
『今さら聞けない!Indeed~振り返り編~』です。

Indeed PLUSがスタートし、
ますます盛り上がりを見せているIndeed。

「そもそもどうゆう求人メディアだっけ…?」
「実際に求人を作るときのポイントは?」
などなど、現在の状況も踏まえて、
Indeed運用時の効果出し・改善の方法を振り返ります!

スピーカー:
WaGaGoToプランニング代表 神宅謙一郎
株式会社フロム・エージャパン/エグゼクティブマネジャー 長屋悠

◆Indeedのしくみ

Indeedの原理・原則は、基本的に紙媒体と同じです。
ターゲットを定め、そのターゲットが応募ボタンを押したくなるような求人の内容を作りこみます。

ただし、Indeed PLUSでは求人原稿の文字数が1000文字以上と、比較的自由に作りこめるため、魅力を伝えられるスペースが増えます。

また、Indeedで無視できないのは「Google検索」での強さです。
令和において、Googleで求人を検索した場合、上位に表示されるのは「求人媒体」よりも「求人検索サービス(アグリゲーション)」という現状があります。

さらにIndeed PLUSでは、Indeed以外のメディアへの自動差配が行われるので、Google検索の上位にも出現するようになり、今まで以上にGoogle検索表示を網羅することができると考えられます。

サイト内検索だけでなく、ネット検索でも求職者にリーチすることができるため、よりマーケティングの視点が重要になってくるということです。


・Indeedの特徴

Indeedを利用する際、他の求人媒体とは全く別物のシステムと認識することも一つのポイントです。

その特徴についてタウンワークと比較してみると、以下のような4つの特徴が浮かび上がってきます。

特に注目したいのが、2つ目の「求職者への情報提供方法」です。

他の求人サイトの場合、利用者(求職者)が自分で検索条件やキーワードを設定し、求人を絞り込むため、

「思っていた条件じゃないけど、面白そうな仕事だ!」
「希望の職種とはちょっと違うけど、自分の経験が生かせそうだ」

といった、偶然の発見が生まれにくくなってしまいます。

「偶然の発見」が失われてしまうと、企業側は応募可能性のある人を膨らませにくくなってしまいます。
検索で条件が絞り込めるという便利さが、裏目に出てしまう場合もあるのです。

一方Indeedでは、まるで求職者専属のコンシェルジュがいるかのように、その人に合った求人をおすすめ表示してくれます。

Indeedでは、もちろんキーワード検索による絞り込みもありますが、
プラスで「類似検索」の特性があると言われています。
ある求人にキーワードヒットして応募した人と“近しい検索”をした人を特定し、その人にも求人を配信するというものです。

この「類似検索」こそが“コンシェルジュ”の正体なのです。

類似検索を活用するためにも、原稿内でターゲットを明記し「こんな人に届けたい」という部分をきちんと表現することが必要です。


◆Indeed/Indeed PLUSの注意点

・Indeed PLUSの目指す世界観


これまでは掲載先を選び、できるだけ多くの求職者にリーチし、できるだけ多くの応募者を募り、その中から採用を決めるというパターンでした。

しかし、Indeed PLUSではシステムが自動で最適な掲載先を見つけ、希望条件に合った求職者にリーチし、その中の条件に合う応募から採用を決めるという、応募者を絞り込んでいく形のプロセスになります。
つまり、Indeed PLUSは有効応募数を増やす(場合によって、応募者の母数を減らす)動きになっているということです。

無駄に母数を広げると、面接に落ちてしまう人が増えてしまいますし、
母数を減らして採用数をあげることで、応募・面接の工数を減らす狙いがあります。


・Indeedが今後大切にする5つのこと

Indeed PLUSの世界観では、徹底的な求職者目線を大切にしており、求人広告の作り方もそれに準じた指針が示されています。

Indeedの世界についてなんとなく理解できたところで、
次はその運用方法のポイントを解説します。


◆Indeed運用を円滑にするための秘策

まず、Indeedのような運用型の求人を制するため、必ず実施して頂きたい大切なポイントが4つあります。

(1)ゴールや目標を決めること
定量や定性を決めなければ、改善や打ち手の方向性が定まりません。

(2)効果測定を行うこと

上の図のように運用型の求人の場合、一覧表示回数やクリック数などの実数だけでなく、
表示した人のうち何人がクリックしたのか、そのうち何人が応募を開始したのか…というようにステージの間の遷移率にも注目することが重要です。

拠点×職種で毎月数値を測定し、基準値を決めて数値の良い・悪いを評価することが理想的です。

(3)数字の「なぜ」について考える
数値の上がったり下がったりに一喜一憂するのではなく、「なぜこの数値になるのか」という原因を探る視点を持つことが大切です。

(4)改善の打ち手を知っておく
原因を推測することができたら、次は改善です。
どこを改善するのか・何が必要なのか。原因に対するピンポイントな改善の打ち手を知っておくとスムーズに運用を進められます。


今回はそんな効果改善の具体例を、あくまで想定できる範囲のものではありますが、いくつかご紹介したいと思います。


・表示回数を増やすために知っておくこと

Indeedの案件配信ではAIが以下の要素を加味し、検索者にマッチする求人を優先配信していると言われています。(有料>無料)

まずは表示回数を増やすために細かく、略さず、ちゃんと書く、という意識が必要です。
応募者反応がいい求人は、いい求人と認識され、表示回数にも影響があると言われています。


・クリック率を上げるための要素

一覧に表示された限られた情報(職種名やキャッチコピー)を利用者が見たときに、「もっと詳しく知りたい」とクリックしたくさせる情報が入っていることが大切です。
ここには自社が良いと思っていることではなく、求職者から考えていいと思うことを入れます。

また、原稿数増やすというのも一つの手段です。同時募集をしないことはもちろん、朝勤・夕勤などシフトごとに求人を分けるのも効果的です。
このとき闇雲に数を打つのではなく、どれくらいで採用できるか、担当営業に見積もってもらいながら調整していくとよいでしょう。


・応募開始率を上げるための原稿要素

利用者はクリック後の詳細画面を見て、応募するかどうかを決めます。
レイアウトや言葉遣いなど、見やすい・分かりやすいを意識することが必要です。

・応募完了率を上げるためのエントリーシートの工夫

応募ボタンを押したのに、応募完了しないというケースがたまにあります。
そんなもったいない事態が起こらないよう、エントリーシートにも工夫が必要です。

志望動機やフリー欄は、面接で直接言葉で聞けることでもあるので、求職者の負担を減らすためにもお勧めはしません。


今回ご紹介した以外にも、様々な段階で改善が必要になると思われます。
そのため、運用に詳しいのアドバイザーと一緒に進行・改善していくこともひとつのポイントです。


◆その他アグリゲーション

求人検索サービスはIndeedだけではありません。

カカクコムが2015年にサービスインした「求人ボックス」は、
食べログなどのノウハウを生かしたサイト構造、日本人になじみ深いフォーマットで使いやすさが特徴です。

ビズリーチが同じく2015年にサービスインした「スタンバイ」は
完全無料で常時1000万件以上の求人を掲載。
2016年にはYahoo!に検索エンジンを提供し「Yahoo!仕事検索」のサービスも開始しました。


ご紹介したように、Indeed以外にも運用型の求人広告には様々なものがありますが…。
どのアグリゲーションサイトを活用するかということと同時に、自社HPの情報のリッチ化も重要になってきます。
というのも、求職者が求人広告を見て、その企業について調べるうちに最終的にたどり着くところが、企業のHPだからです。

企業HPの更新や内容の充実を図ることで、“採用ツール”として活用することも大切なポイントだと考えています。



『今さら聞けない!Indeed~振り返り編~【2024年2月/ウェビナーレポート】』
いかがでしたか。

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