タイミー、シェアフル、メルカリハロ…ただの『単発募集』じゃない! 急速進化中のスポットワーク事情を考える
ウェビナーレポート、2024年7月回はこちら――「ただの『単発募集』じゃない! 急速進化中のスポットワーク事情を考える」
ということで今回のウェビナーでは
スポットワークに文字通りスポットを当てています。
気になっている採用担当者の方も多いのではないでしょうか。
飲食・サービス業での利用が多いですが、大前提として、
スポットワーカーを受け入れられる体制を整えることも重要です。
必要に応じてスポットワーカーの活用ができるように、
注意点なども併せてお伝えします。
さて、今回のポイントは、この4つ――
スポットワークマッチングサービスの特徴
主要サービスの紹介
スポットワークマッチング今後の展望
スポットワークを活用するためのコツ3選
◆スポットワークマッチングサービスの特徴
スキマ時間を活用し、短時間働く「スポットワーク」ですが
スポットワーク協会の調べによると
今年3月までの1年間で、スポットワーカーは約510万人増加し、
スポットワークの稼働人数は約1500万人とのこと。
マーケットの規模としては2024年に約824憶円になる見込みです。
スポットワークマッチングサービスも急速に進化中です。
昨年は夏休みなどの短期募集の切り札として
使われることが多かったのですが、
今後はスタンダードな手法になっていくと思われます。
2024年秋からはさらに2社が参入予定ということで
注目度はますます上がっていくものと思われます。
ここでいったん、スポットワークマッチングサービスの特徴を
求職者・企業側それぞれの観点でまとめておきましょう。
◆主要サービスの紹介
主要サービスについて紹介する前に
各サービスに共通する特徴を挙げておきます。
面接がないということは、
求職者の事前登録がしっかりしているということであり
また闇バイトなどが横行しないように、企業側も審査されます。
さて、それでは各サービスについて簡単にご紹介しましょう。
◎タイミー
上記の他にも、こんなサービス等があります――
☆タイミートラベル
「地域関係人口」の創出に寄与し
自治体から非常に高い評価を得ています。
まるでリゾートバイトのように
1週間程度の滞在・労働を通じて
地域との関係性を構築し、第二の故郷を作ります。
☆キャリアプラス
資格取得・スキル獲得の支援をし
有資格者として送り出すサービス。
就業できる仕事の幅が広がります。
☆バッジ
バッジによる評価制度によりスキルが見える化され
働き手の自信につながるだけでなく、
企業側にとってもスムーズな雇用を可能にします。
シェアフル
1日でも長期でもない「複数日求人」が可能だったり、
お気に入り登録した求職者に「限定公開」することで
リピート就業を促したり…
レギュラースタッフとして引き抜ける仕組みも実装済み。
2024年8月1日より、
シフト管理ツール「シェアフルシフト(Sync Upから改名)」
との連携により、空いているシフトに入れる機能がプラス。
飲食などシフト勤務の多い業界にピッタリです。
メルカリハロ
これは2024年最大のトピックといっても過言ではありません。
スポットワーカーが年間で510万人増加
と最初にもお伝えしましたが、
メルカリハロの登録者は1ヶ月で250万人突破とのこと。
また先日、5月末時点での登録者が500万人を突破した
と発表がありました。
サービス開始3ヶ月でさらに250万人登録者が増えている
という事実から、関心の高さが伺えます。
「働く」という生活の中でも大きな要素。
メルカリはそこに参入する機をうかがっていました。
もともと金融領域の事業を持っているのも強みとなっています。
メルカリが培ってきたユーザー規模もさることながら
信用データ保有によるユーザーの質
そしてブランドの信頼性も強みとなっています。
メルカリのフリマアプリからシームレスに仕事探しができるので
より多くの潜在層にリーチ可能となっています。
実際、メルカリハロで勤務した人のうち、
実に62%がスポットワーク初心者だったとのこと。
◆スポットワークマッチングサービス今後の展望
今後、スポットワークマッチングサービスが
どこまで広がりを見せるのか気になるところですが
決して青天井ではなく
現状でも注意すべきポイントは4つあります。
複数利用による労務管理の煩雑さ
通算労働時間の管理の問題
本人確認の重要性と企業審査の強固性
デジタル給与の解禁
スポットワークマッチングサービスでは
副業人材を雇用するケースもあり
労働時間や割増賃金、保険や年金など
法律の絡む複雑な側面もあります。
また、時給が上がったせいで働ける時間が短くなり
人手不足がより深刻化するという問題も…。
これに関しては例えば
パートタイム労働者の労働時間を
現在の月平均78.8時間から17時間増の
月96時間程度にすることができれば
2030年の労働需要を満たすことができる
という試算もあります。
その他にも、定年後のベテラン人材を
スポットワークマッチングで雇用し
指導者として働いてもらうという活用法も注目されています。
◆スポットワークを活用するためのコツ3選
注意すべきポイントはありつつも
人材確保の有効な打ち手となるにちがいない
スポットワークマッチングサービス。
有効活用のコツを3つ挙げると――
1:仕事の切り分け
企業側で仕事の切り分けができていないと
スポットワークはなかなか機能しづらい状況があります。
「ポジション」ではなく「シフト」で人を雇用するので
お願いしたい仕事がハッキリしていないことには
働く側も何をすればいいのかわかりません。
2:マニュアル化・プロセス分解
限られた時間の生産性を最大化するためにも
マニュアルの整備やプロセス分解は必須。
気軽に働き始めてもらえるように、
体制を整備できると理想的です。
3:自社のブランディングとアピールポイントの把握
求職者に、瞬時に「いいな」と思ってもらえるような
自社のブランディングやアピールポイントの明確化は
募集前にやっておきたいことのひとつです。
そしてそれを発信していくことも重要になります。
SNSや口コミを活用して、
ネット上での評価をいかに上げておくか――
できる範囲で少しずつ進めておくことも、
スポットワーカー活用のために、大切なポイントとなります。
採用環境は変わり、
企業が人を選ぶ時代ではなくなりました。
人(求職者)が企業を選ぶ環境です。
そして、さらに、
AIが企業を選ぶ仕組みも追加されています。
人に選ばれ、AIに選ばれるようにすることが、
スポットワークを活用していくためのコツとなります。
人材確保・雇用・採用などにおいて
新しい展開が始まる中、
少しでもお役に立てるような情報発信や
採用の支援に努めていきたいと思います。
『ただの『単発募集』じゃない! 急速進化中のスポットワーク事情を考える』いかがでしたか。
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